usagioyajiのつぶやき

usagioyajiのブログは、fudousannkoubou.comに引っ越したので、こちらは好きなことを書く。

水神荒ぶりて僧これを鎮めるのはなし

不動産の仕事をしていると、いろいろと不思議なことにぶつかります。

 

これはそのうちの一つ。

 

古い大きな家がありました。

 

持ち主の夫婦は高齢でもあり、

 

介護施設に入居し、

 

娘が介護のために東京より行橋に戻ってきました。

 

娘は戻ってきた途端、

 

半年で4回脳梗塞に見舞われて半身不随になりました。

 

大きな家は、

 

近隣の要望により解体することになりました。

 

家を解体してみると、

 

その家の下から井戸が出てきました。

 

一軒の家の敷地内に井戸が4っつ。

 

どう考えても異常です。

 

家の解体工事の際、

 

おびただしい蛇が逃げて行きました。

 

家の下の井戸は、

 

神主がお祓いをした痕跡がありますが、

 

甘酸っぱいような変な匂いが立ち込めています。

 

中はゴミだらけで中途半端にしか埋めてなく、

 

息抜きもありません。

 

4つの井戸で4回の脳梗塞

 

偶然でしょうが気持ち悪いので、

 

お祓いをすることになりました。

 

天台宗のお坊さんにお願いします。

 

「?」

 

神主ではだめなのです。

 

伊勢神宮に保管されている絵巻でも

 

地鎮、祓いは密教僧もしくは陰陽師となっており、

 

もともと神主が中途半端な知識で、

 

いい加減な水神上げをしたからこんな事になったのだそうです。

 

お坊さん曰く、

 

「中途半端な水神上げの後、

 

息抜きもつけずに井戸の上に家を建てた。

 

水神様は怒って横に掘られた井戸を枯らした。

 

仕方がないので、

 

もう一つ井戸を掘った。

 

また水神様が井戸を枯らした。

 

さらに仕方がないので、また井戸を掘った。

 

そうしたらそこで生活するものがいなくなったので、

 

子孫を滅亡させるために、

 

脳の血の流れを変えて脳梗塞を起こして子孫を残させないようにした」

 

ということらしいのですが…

 

いや、考えたくもないです。

 

「水神様は、蛇神様なので蛇がいっぱいいたはず」

 

 

勘弁してください。

 

さて、

 

儀式の当日です。

 

自分は頼まれて、

 

もともとの井戸のゴミをきれいにするために井戸に潜りました。

 

掃除をしている最中は、

 

甘酸っぱい匂いが立ち込めて息もできないほどで、

 

「これで死んだらどうしよう」

 

とか思いました。

 

水神上げはまず一番新しい井戸からはじめました。

 

これは簡単でした(のように見えました)。

 

次に新しい井戸も問題はありませんでした(のように見えました)。

 

ところが、ここで間違いを犯してしまいました。

 

最初の井戸と、

 

二番目に古い井戸を前後逆に儀式をしてしまったのです。

 

一番古い井戸は、

 

時間がかかったもののなんとか水神様に上がっていただきました。

 

はずでした…

 

最後の井戸(実は二番目に古い井戸なんですが)の蓋を上げた瞬間、

 

2メートルぐらいの水柱が上がり、

 

水神上げに参加している人たちは水浸しになリました。

 

みんなびっくりして恐怖で硬直していました。

 

7メートルほどの深さの井戸の底に、

 

ちょろっとしかない水が2mあまりの水柱になることの説明は、

 

自分にはできません。

 

儀式というのは順番を違えてはいけないんだそうです。

 

仕方がないので時間をかけてなんとか鎮めました。

 

不思議なことに、

 

鎮めた途端、

 

パアッとお日様がさし明るくなりました。

 

これは実際にあったことを書きました。

 

自分には解説などできませんから。

 

こういう話?

 

まだいっぱいあります。

 

またいつか書きましょう。